こんにちはくらです。
わたし生まれて初めて心療内科を受診しました。
そして仕事を休職して退職しました。
今回はわたしが適応障害と診断された経緯をお話します。
もし今つらくて悩んでいる方がいたらなにかのヒントになれれば幸いです。
どうぞおつきあいください。
わたしが「適応障害」になるまで
ところで、適応障害って知ってますか?
わたしは、有名人が適応障害を理由に療養のため活動休止なんて話はよく聞いていました。
名前だけは知っていて、うつ病と同じなのかな?という認識だったけど違うようです。
適応障害は、学校や仕事などの環境の変化に心がうまくなじめず、強いストレスで気分が落ち込んだり、体に不調が出たりする状態をいいます。
うつ病は、気分の落ち込みや無気力が長期的に続く精神疾患で。治療には薬物療法と心理療法が必要です。
この2つの違いは、適応障害はストレスなど原因がはっきりしていますが、
うつ病は原因がなくても発症します。
適応障害は、日常生活の中で、何かのストレスが原因となって心身のバランスが崩れて社会生活に支障が生じたもの。
厚生労働省の公式サイト e-ヘルスネット
うつ病は、エネルギーの欠乏により、脳というシステム全体のトラブルが生じてしまっている状態と考えることができます。
厚生労働省こころの耳
運命の仕事だとおもった
いやぁ 運命の仕事だとほんとうに思ったんです。
だって今まで13件も転職してるんですよ。
その中で一番しっくりきたというか、ビビビっと来たというか、じぶんの求めていた物でした。
今回こそは間違いない!ずっと続けようと誓ったんです。
ところが、わずか8カ月で退場しました。
なんで?
遡ること10か月前、ハローワークの紹介で20件以上の応募の中から選んでもらいました。
3人が採用になったので倍率は7倍くらいです。
まぁ3月末で辞職した3人分の補填でした。
なんにも取柄がないけれど、愛嬌だけは人一倍あるので受かったんだと思います。
後に、熱意が一番すごかったと言われました (n*´ω`*n)
そんなこんなでめちゃくちゃはりきってたんです。
最初から200%のパワーでがんばりましたよ。
業務はもちろん、事務仕事もこなしながら一日中全力疾走してました。
上司からは、わたしを雇って本当に良かったと言ってもらえてうれしかったですね。
平均年齢75歳の元気な会員さんの生きがいをサポートできる仕事はやりがいと喜びがあります。
余談なんですけど、わたしのファンクラブができました(笑)
わたし、おじいちゃんとおばあちゃんのおばドルたったんです。(実話)
あ、でも皆さん心も体も元気で若くて、「おじいちゃん」とか「おばあちゃん」とか一度も思ったことなかったな。
体はだんだん古くなるけど、心ってぜんぜん年取らないですよね。
数百人の60代、70代、80代の方々と接していて改めて思いました。
まいにちオーバーワークが続いた
毎日目が回るくらい忙しかったけど、仕事はほんとうに楽しかったです。
就業時間は、8時30分から17時まで7時間半でした。
残業代は17時30分以降つきます。
お昼休憩もまともに取れず一日が過ぎていきました。
そして、毎日20時、21時まで残業です。
遅いときは22時超えることもありました。
わたしを含め3人の女性スタッフにはまだ高校生の子供がいます。
みんな残業しているのに一人だけかえれませんよね。
残業をしてもその日の仕事が終わることはありません。
仕事量と従業員の数があってないんだと思います。
残業時間は70時間になる月もありました。
ただ、これでも残業時間を短めに書いてです。(今どき手書き)
求人の掲載内容には残業あり、月15時間程度となっていました。
このくらいなら、家庭と仕事の両立はできるとおもったわけです。
全国に1000以上の拠点があって会員は数十万人。
しかも、公益的な団体なのできちんとしてるだろうと思いますよね?
そこは拠点によってそれぞれなんです。
ただ、うちはぜんぜん違いました。
なんですかね。
求人内容ってあてにならないの多くないですか?
なんも信用できんやんって思いましたわ。
いろんなハラスメントにつつまれた
わたしの職場では、日常的にパワハラ、モラハラ、セクハラがありました。
しかもたった一人の上司によってです。
TOPはいましたが週3回程度、時短で出勤します。
実質、春からNO2になったその上司の天下になりました。
なので誰にもとめることはできません。
その上司曰く「おれは今まで何人も泣かせてきたし、辞めさせてきた。」とことあるごとに変な自慢をされました。
パワーハラスメントは、優越的な立場を利用して、部下や他の労働者に対して不適切な扱いをする行為です。
モラルハラスメント(または精神的なハラスメント)は、相手の心理的な圧力や嫌がらせにより、精神的または感情的に苦しめる行為です。
セクシュアルハラスメントは、性的な言動や行動によって相手を不快にさせる行為です。
厚生労働省ハラスメントに関する施策及び現状
上司はもちろん職場でハラスメント講習を受けています。
拠点の従業員が少ないわたしの職場では、そんなの全然意味ないんですよね。
以下にその上司が行ったハラスメントを簡単に紹介します。
ほかにも、職場のデスクでたばこをプカプカと吸っていました。
喫煙者はこの上司だけで、職場では分煙が義務づけられていましたがお構いなしです。
それもTOPがいないときだけ好き勝手やってました。
ありえませんよね?
会員やTOPへの陰口は「あのハゲ」、「くそじじい」、「くそばばあ」です。
じぶんだってハゲてるし60代のくそじじいなのに人のこと言えないだろと思ってました。
これをたった一人の上司が日常的に繰り返すんです。
サイコパスかよ。
また変なプライドが爆発してしまった
上司はさておき、わたしが嫌がらせのターゲットではないし、仕事は楽しかったので見て見ぬふりをしていました。
なによりも、長く続けたかったので波風立てたくなかったんです。
わたしは気に入られていたので、かわいがられてほめちぎられてつきまとわれてました。
最初は、特定の職員のダメさ加減を毎日聞かされていたので、上司の言葉を鵜呑みにしていたけど…
だんだんそれが誤解だとわかってきたんです。
とにかく上司は全ての責任を特定の職員のせいにしていただけでした。
それに気づいてしまったせいで、またわたしの変なプライドが爆発してしまったんです。
周りからも言われるんですけど、わたしは正義感が強すぎるんですよね。
上司が特定の職員を悪く言うのがだんだん嫌になっていきました。
少人数なんだから、みんなで助け合っていけばいいのにと思っていたのです。
わたしからみて、特定の社員はとても性格が良く、優しくて、おおらかで、自分の仕事はしっかりやっていました。
3人が一気に辞めたせいで、特定の職員の仕事量が増えすぎてこなせなくなっていただけだとわかってきたのです。
あるとき、上司がいつものように特定の職員を悪く言っていたので、我慢できずに強めに反論してしまいました。
すると、その直後からいままで特定の職員にしていたハラスメントがわたしのほうに向いたんです。
・いつも通りの仕事にケチをつけられる。
・毎日名前を20回以上呼ばれていたのに全く呼ばない。
・仕事をまったく振ってこない。
・業務上の話をしても目も見ずそっけない返事のみ。
・大げさに他の職員をほめちぎる。
誰が見てもわかる無視という嫌がらせです。
そういうことを本当にする人なんです。
上司のこんな子供っぽい行動がしばらく続きました。
ただ、セクハラがなくなったのは良かったです。
心と体に異変がおこりました
上司が特定の職員にしてきたことを、半年にわたって一番近くで見てきたわたしです。
「今まで何人も辞めさせてきた、泣かせてきた、みんなが嫌がる仕事をさせとけばいい。」
次のターゲットはわたしなんだと確信していました。
そして、毎日嫌な態度で接してきます。
もちろん、ここは上司の城なので、わたしに勝ち目はないですよね。
それでも毎朝5時半に起きて帰るのは21時の生活をしていました。
でもだんだん仕事に対してモチベーションが保てなくなったんです。
朝5時半に起きて、介護が必要な母とひきこもりの娘のお昼ご飯を準備して仕事に行き、
夜21時過ぎに帰って夕飯の買い出しと料理をする生活。
もちろん、家庭と仕事の両立はできていません。
ふと立ち止まって周りをみると…
家庭はとっくに崩壊していました。
それでも、仕事を優先してがんばってきたんです。
わたしは、やっと目が覚めました。
そして眠れなくなってしまいます。
急に仕事に行くのもつらくなりました。
息が苦しくなったり、胸がつかえたり、やる気が起きず、仕事が手につかなくなったんです。
家のこともできないままでゴミ屋敷になりました。
そしてある朝、職場にいったけど、すぐに早退してしまいます。
次の日から職場へ行けなくなりました。
上司のあれやこれやが許せなかったんでしょう。
Wordで書類を作って労基へ相談にいったりもしました。
眠れないし苦しかったんですよね。
だから思い切って心療内科を受診してみたら適応障害と診断されました。
すぐに病院から診断書を発行してもらって1カ月の休業に入ります。
病院を受診してよかったと思う
わたしは復職しないまま退職しました。
やっぱり続かなかったんです。
ところで、心療内科や精神科はとても混んでいて、なかなか予約が取れません。
患者数の増加にクリニックの開業が追いついていないようですね。
厚生労働省の「医療施設調査」によれば、2020年時点で全国の精神科クリニックの数は7223件。1993年の2644件と比べると2.7倍に増加している。
一方、厚労省の「患者調査」によれば、精神科で治療を受ける患者の数は2017年で419.3万人。2002年は258.4万人だった。
新規の患者さんは受付てなかったり予約は2か月先だったりですぐ診てもらえません。
予約なしでいけるとしたら、あまり評判がよくない場合があります。
そこでわたしはオンラインクリニックで診てもらう事にしました。
オンラインクリニックにしたわけ
何件か調べてかもみーるに決めました。
オンライン診療は初めてだったので、心配でしたがとっても良かったです。
わたしは当日(日曜日の21時15分)の予約が取れたのですぐに見てもらえました。
何名もいる医師の中から女医さんを選びました。
ZOOMでお互いの顔を見ながらゆっくりとお話を聞いてもらえます。
なんといっても家にいながら診察してもらえるのが助かりました。
心身ともに疲弊しているので病院まで行くパワーもないんです。
診断書は郵送かPDFで受け取れます。
薬が必要な場合は処方箋を出してくれるので家の近くの調剤薬局で受け取れるそうです。
まず、診断がつけば、診断書をもらいたいと思っていたので、その旨を最初に伝えます。
ネットだとアンケートに答える時に診断書希望をだせばOKです。
対面での受診の際も、受付で最初に伝えておきましょう。
先に伝えておかないと当日に診断書を発行してもらえないかもしれません。
わたしはオンライン診療おすすめです。
今つらいかたはよかったら相談してみてくださいね。
どうでしたか?
在宅ワークがんばるぞというお話でした(どこが?)
わたしのせきらら白書でした。
甘ちゃんですみません…
それではまた。
はてしなくつづく